FXの練習ソフトとは、過去の相場データをもとに作られたチャートを使って仮想的な取引を行うことができるツールです。
練習ソフトを使えば実際の市場環境に近い形でトレードの経験を積むことができるので、リアルマネーを投入前のトレーダーが取引戦略の検証を主な目的で活用しています。
さらに、デモトレードと違って練習ソフトではチャートを自在に進めたり巻き戻したりできるので、効率よくトレードスキルを上達させられます。
この記事では、FXの練習ソフトの選び方を紹介するとともに、おすすめの練習ソフトや検証の次のステップとしておすすめなTradingCultについて以下の項目で詳しく解説します。
- FXの練習ソフトを使う目的とは
- FXの練習ソフトの選び方
- FXの練習ソフト5つを徹底比較
- 検証後の次のステップはTradingCultの無料トライアル
- まとめ
【1分要約】FXの練習ソフトは4つの基準から選ぶ
FXの練習ソフトは、価格面、機能面、データ面、サポート面の大きく4つの基準から選ぶことができます。
特に機能面とデータ面は検証の信頼性にもかかわってくるので重視しつつ、価格とサポートも併せて選ぶと検証に十分な練習ソフトを選ぶことができます。
そして練習ソフトでスキルに自信がついた方におすすめしたい次のステップが、TradingCultの無料トライアルです。
TradingCultとは、損失率などのトレードルールを守りつつ目標利益を達成することで、最大4億円の資金が運用できる権利を得られるサービスです。
実際の相場を使ってTradingCultの取引を体験できる無料トライアルは、「検証→本番」へとステップアップしたい方に最適な選択肢となります。
FXの練習ソフトを使う目的とは
FXの練習ソフトを使う最大の目的は、効率よくトレードスキルを上達させることです。
実際の相場を使って取引を行うリアルトレードやデモトレードでは、相場が動いて取引チャンスがやってくるタイミングをいちいち待つ必要があります。
一方で練習ソフトならローソク足を1本ずつ進めたり、巻き戻して検証を繰り返したりと自由にチャートを進めることができるので短時間で多くの経験を積むことができます。
さらに短時間で多くのチャートを使って経験を積むことで、手法の有効性だけでなく、自分のミスパターンや判断のクセに気づけるようになり、同じ失敗を防ぐ力も身につきます。
このように、FX練習ソフトは時間効率・検証精度・自己分析のすべてに優れたツールです。
FXの過去検証の重要性については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
FXの練習ソフトの選び方
練習ソフトには様々なタイプがあり、価格だけでなく機能や使いやすさも大きく異なります。以下は代表的な練習ソフトの比較ポイントです。
- 有料か無料か
- 検証に必要な機能がそろっているか
- 過去の価格データの質と量
- サポート体制や返金保証が充実しているか
- 日本語に対応しているか
- 設定方法が難しくないか
- MT4に対応しているか
この中でも価格面と機能面、そしてサポート面とデータの品質面は練習ソフトを選ぶ際に特に重要となります。
無料ソフトと有料ソフトはどちらを選ぶべき？
無料の練習ソフトは、初期費用がかからず気軽に始められるのが魅力ですが機能に制限があります。
一方で有料の練習ソフトは、巻き戻しや早送りなどの基本機能だけでなく、経済指標を組み込めたり複数チャートを同時に表示できたり機能が豊富です。
FXの感覚をつかむだけなら無料でも十分ですが、本番さながらの環境で手法を検証して将来の損失を回避できるなら、有料ソフトへ数万円の投資は十分見合う価値があります。
また有料の中でもさらに、「買い切り型（一度の支払いで永続利用）」と「サブスクリプション型（月額または年額で利用）」があります。
長期的に使いたい人はトータルコストを抑えやすい買い切り型、短期間だけ集中的に練習したい人や、まず試してみたい人はサブスク型がおすすめです。
検証に必要な機能がそろっていないと効率が悪くなる
検証に必要な機能が練習ソフトにどこまで備わっているかは、トレードスキルの習得速度や対応できる検証の深さに直結します。
先ほども解説した通り、無料ソフトと有料ソフトを比べると有料ソフトの方が機能は豊富ですが、有料ソフトの中でも機能差があります。
例えば、検証ソフトによっては複数通貨ペアの同時再生ができなかったり、チャートの早送り速度の調整が十分にできなかったりするものもあるのです。
特に検証では長期間のチャートを確認する必要があるので、チャートの早送りや巻き戻しの機能に問題はないか注目しておきましょう。
過去の価格データの質と量は検証の信頼性にかかわる
過去の価格データの質と量は、どれだけ正確に当時の相場環境を再現できるかにかかわるので、質と量が充実していないと検証の信頼性が落ちてしまいます。
実は、この過去の価格データの質と量が練習ソフトによって異なるのです。
最小単位の価格変動を記録した詳細なデータである「ティックデータ」に対応しているか、また、数年〜10年以上に及ぶデータを備えているかを基準にするとよいでしょう。
特にスキャルピングや短期トレードを検証する人はティックデータを、自動売買のロジックなど長期間に渡った検証が必要な人はデータ量を重視してください。
サポートと返金保証の有無は安心材料になる
練習ソフトを選ぶときに、サポート体制や返金保証がしっかりしているかどうかも見逃せないポイントです。
特に有料ソフトを購入する場合、「本当に求めていた機能が搭載されているのか？」「インストールや初期設定が難しそう」と感じる方は少なくありません。
そのような際に日本語のカスタマーサポートやメール対応があるソフトなら安心して導入できます。
さらに実際に使ってみて合わなかった場合のために、返金保証があるかどうかも確認しておきましょう。
ソフトによっては「7日間の返金保証」や「〇日以内であれば全額返金可」といった制度を設けている場合があります。
FXの練習ソフト5つを徹底比較
FXの練習ソフトについて、有料ソフトと無料ソフトを比較した結果を以下の表にまとめました。
| 項目 | Forex Tester | MT4裁量トレード練習君プレミアム | Trade Trainer | CR1 for MT4 | FX Blue Trading Simulator |
| 価格 | 19,360円 〜
137,200円 |
29,800円 | 29,800円 | 15,800円 | 無料 |
| 無料トライアル | 〇 | × | 〇 | 〇 | × |
| 検証機能 | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | △ |
| 分析機能 | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | △ |
| ティックデータ | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
| データ量 | ◎ | 〇 | 〇 | △ | × |
| インジケーター数の豊富さ | ◎ | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 |
| 設定方法が簡単か | △ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 経済指標カレンダー対応 | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
| オフラインでの活用 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
| サポート体制 | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | △ |
| 返金対応 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | × |
| 対応プラットフォーム | オリジナル | MT4 | MT4 | MT4 | MT4/MT5 |
| 対応OS | Mac、Windows | Windows | Windows | Windows | Windows |
価格重視ならFX Blue Trading Simulatorがおすすめ
最安を求めるなら、無料で活用できる「FX Blue Trading Simulator」が際立ちます。
ただしチャートの巻き戻し機能がない、データを自分で用意しなければならないなどの機能制限もあります。
したがって、コストパフォーマンス重視なら機能も充実している「MT4裁量トレード練習君プレミアム」や「Trade Trainer」がおすすめです。
機能面重視ならTrade Trainerがおすすめ
総合的な検証機能を見ると、「Trade Trainer」もしくは「MT4裁量トレード練習君プレミアム」は最もバランス良く使いやすいです。
両者は主要な機能をほぼ網羅し互角ですが「Trade Trainer」は動作が軽快でニュース表示も機能し、データ準備も自動化されているため操作性や機能面で一歩リードしています。
「Forex Tester」は非常に機能が豊富なのですが、MT4に対応していないという点でMT4の操作感やMT4搭載のインジケーターを求める人には不向きかもしれません。
データ重視ならForexTesterがおすすめ
「Forex Tester」はデータ購読サービス利用前提なら非常に高品質・長期間のデータをFXの練習で活用することができます。
費用を惜しまなければ20年以上の長期検証やマイナー資産のテストも可能で、データ面のポテンシャルは随一です。
しかしコストが気になるという方は、購入すればすぐに50通貨ペア・約14年分のヒストリカルデータが使えて自動でデータも更新される「Trade Trainer」のほうが適しています。
サポート重視ならTrade Trainerがおすすめ
サポート重視のユーザーには、「Trade Trainer」がおすすめです。
LINEチャット対応やリモートサポートなど、日本語によるサポート体制が充実しているおかげで、導入から運用まで安心して使えます。
困った時にすぐ質問できる環境は初心者にとって大きなメリットでしょう。
MT4裁量トレード練習君プレミアムも国内ソフトですが、Trade Trainerほどのサポートサービスはなく、現状では機能面も含めTrade Trainerに軍配が上がります。
「Forex Tester」は日本語サポートの点で他に見劣りしますが、公式フォーラムやユーザーコミュニティが世界的に存在するため英語情報を調べる力があれば解決策は見つけやすいです。
検証後の次のステップはTradingCultの無料トライアル
練習ソフトを使った検証を行った後は、検証だけでは克服できない「メンタル面のコントロール」や「リアルタイムの判断力」を養うためにも実戦に近い環境で試すステップへ進みます。
そこで検証で得たトレードスキルやルールを実戦に近い環境で試す際に役立つのが、TradingCultの無料トライアルです。
TradingCultとは、損失率などのトレードルールを守りつつ目標利益を達成することで、最大4億円の資金が運用可能な「認定トレーダー」の権利を得られるサービスです。
そして無料トライアルとは、実際の相場を使ってTradingCultのサービスを無料で体験することができるデモトレードのようなものです。
しかし、デモトレードとは違ってルールを守りつつ目標利益の達成を目指すので、資金管理面やメンタル面で更なるトレードスキルの向上を期待できます。
過去検証やデモトレードでトレードスキルに自信がつき次のフェーズに進みたいと感じている人は、TradingCultの無料トライアルが最適な橋渡しの役割を果たしてくれるでしょう。
まとめ
この記事では、FXの練習ソフトを使う目的や選び方、どの練習ソフトがおすすめなのかを比較しながら詳しく解説しました。
検証機能やデータの質、サポート体制など、ソフト選びで注目すべきポイントは多くありますが、最も大切なのは自分のトレード目的に合ったツールを選ぶことです。
練習ソフトを使えば、過去チャートを使って手法の有効性を確認できるだけでなく、自分の癖や弱点を客観的に把握することもできるようになります。
そして、検証でスキルに自信がついたら、次は実践的な環境で試すステップへ進む時です。そのような時に役立つのが、TradingCultの無料トライアルです。
無料ながら評価制度があり、ルールを守りながらトレードすることで資金提供のチャンスも開かれています。
単なる検証で終わらせず、実践へとつなげていきたい方は、ぜひTradingCultで次のステージに挑戦してみてください。
