
このようにADXの数値を活用することで、「勝ちやすい相場」と「負けやすい相場」を事前に選別できるのが大きなメリットです。
+DIと−DIのクロスで順張りエントリーをする
ADXでの相場の見極めに加えて、+DIと−DIのクロスを活用することで、具体的な売買判断が可能になります。
+DIと−DIのクロスによる売買判断方法は、以下の通りです。
- +DIが−DIを上抜けた場合:買いが優勢 → 買いエントリーのシグナル
- −DIが+DIを上抜けた場合:売りが優勢 → 売りエントリーのシグナル
ただしクロスだけで判断するのではなく、ADXの数値でトレンド相場であることを確認できているのが大前提です。
例えばADXが20以上のときに+DIが−DIを上抜いたら、強い上昇トレンドの発生と判断して買いエントリーを検討できます。
ADXが低い状態でのクロスは、レンジ相場におけるだましの可能性が高くなるので注意しましょう。